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INTERVIEW / Guest:expressionデザイナー 岡本一太郎さん

 
今回はexpressionのデザイナーである岡本イチタロウさんがゲストです。

O:岡本さん C:COMMOTION
TEAM
C:まずexpressionについて簡単に教えてください。

O:Expressionは1996年にできたんですけど、その当時は東京方面でChoiceやOwn、Cream Graphicsなどのインディーズブランドが活発に活動を開始し始めた頃で、関西方面にはそういった動きがあまりなくてじゃあ自分達で少しずつでも  いいから何か形にしていこうよってことになって始まりました。

C:最近のチームライダー(下記参照)の面白い話などあれば教えてください。

O:ライダーが世界各国を旅しながら映像をためているぐらいかな?

C:expressionのライダーになりたい」という読者もいると思いますが採用する基準は何かあるのですか?

O:採用する基準は、1に人間性、2にスケート、3に酒(*^_^*)って感じで。
やっぱり人間性が一番大切!信頼できる関係を作ることがとても大切だと思います。
2のスケートはその人の個性が出ている滑りが大切だと思います。
人の真似や流行りになるんじゃなくてその人のオリジナルな部分が必要!
3の酒は、みんなでミーティングするときはヤバイぐらい飲むんで。死者続出中!

C:チームとしての今後の活動は?

O:今後は1にビデオ、2にクロージングの展開です。
ビデオのイメージをうまくアパレルにフィードバックしています。
アパレルの方では7月に2003秋冬物の展示会とビデオのプロモーションを流そうと思っています。
VIDEO
C:ビデオの編集は岡本さんがやっているのですか?

O:今まではそうでしたが、最近ビデオクルーにハマちゃんという子が入ったので2人でうまく編集することになると思います。

C:アプリケーションは何を使用しているのですか?

O:前作はAdobe Premiereで作ったのですが、次回はFinal Cutで編集しようと思っています。

C:Final Cutですか。ではMACを使用しているのですね。

O:そうです。個人で映像が編集できる環境になったのがうれしいですね。

C:出演は?

O:出演は、メンバーのパートと大阪フレンドのパート、全国のフレンドのパートの構成になると思います。大阪フレンドのパートはラストに少し長めの浦友和氏のパートのようになると思います。

C:撮影中の話など聞かせてください。

O:とりあえず撮影はハードですね。いいストリートスポットが少ないし、すぐにキックアウトされることも多いし。

C:次回のビデオのコンセプトは?

O:次回作のコンセプトは躍動感あるビデオで、ずばりスケートしたくなるビデオ!スケートする前にビデオを見るとやる気が出て、寝る前に見ると上がりすぎて寝れなくなるような(笑)。映像の方はストリート100%ビデオでほとんどの映像が ストリートのフッテージのみを厳選して使っている所かな。僕はストリートスケーターに大切なのはストリートをクリエイトすることであってテクニックのみを競い合う必要は全くないと思っているのでストリートのロケーションなどにも気を遣って撮影しています。あと曲はヒップホップのインスト中心でかなり渋いです!ビデオはある種自分達のセンスの集大成でもあるので、映像、音楽、カメラアングル、編集、すべての面で感じ取ってほしいと思います。

C:楽しみです。いつ頃完成予定ですか?

O:次回作BATTLE FIELD "The Modern Field Solders" は9月発売予定です。ビデオリリースと共にプレミアムデッキもリリースするのでよろしく!」
expression
C:expressionのブランドコンセプトは?

O:スケーターによって作られるブランドでシンプルで都会的、大阪的なウエア作りを目指してます。

C:デザインをするときに影響されるものは?

O:今までスケートしてきた中で印象的だったアイテムやかっこよかった物をイメージしながら作ったり、昔の好きなビデオを見ながらデザインをサンプルしたり様々です。あと一種独特なイメージを持つ大阪をうまく消化した物にできればと思っています。

C:おすすめのアイテムは?

O:今はブルーインディゴデニムとブラックブラウンデニムがオススメ!2003秋冬物ではアーミージャケットや大阪のゲットー西成地区をイメージしたNishinariドカジャンがおもしろいと思います。それから今期の春物ではZOO YORKのデザイナーイライモーガンによる2003ニュータグとスペインのフォトグラファーアルベルトポロとのコラボTEEがリリースされるのでチェック!

C:expressionの今後の展開は?

O:アパレルをより強化しつつ、世界各国のスケートスポットでのビデオ撮影ができればいいかな。
大阪
C:大阪のスケートシーンは今どんな感じですか?

O:やっぱりストリートスポットが少ない。ゆっくりとスケートできるいい環境が少ないし、パークもほとんどない状態(泣)でも今大阪のエイト、スポタカ、OSKSKATESHOPの3店が中心となって大阪スケートボード振興会が発足したのでより市や県に対して交渉していきたいと思っています。目指せパークデフレ!

C:大阪に遊びにいきたいという読者のために、おすすめスポット(大阪近辺で)などありましたら教えてください。

O:有名スポットは難波高島屋前、大阪駅から少し行った所にあるハービスぐらいかな。あとはちょっとしたストリートスポットがあるくらい。

C:今注目するライダーは?

O:チームライダーの山田晋一が大注目!半端ない動きのキレです。ビデオではヤラれること間違いないです。あとは大阪から東京に移住した梶谷“アメリカン”雅文の動きも気になります。
最後に
C:何かPRすることがありましたらどうぞ。

O:3rdビデオ遂に出ます。楽しみにしてくれていた人を裏切らない内容になると思います。絶対にチェック!あとアパレルの方もどんどんクオリティがアップしていっているので近くのスケートショップでチェックしてみてください!

C:最後にexpressionファンに一言

O:今まで応援してくれていた人ありがとう&これからも前進していくのでどうぞよろしく!!
expression プロフィール
expression新作展示

□所属ライダー

○橋本“ハッシー”貴興
誰もが知っているトッププロスケーター&プロスノーボーダー。最近ではSkywalkerや彼自身のサングラスブランドRediによる動きをよく目にすると思いますが、Expressionでもサポートしていることをお忘れなく(T_T)

○土屋“ツッチー”ケイシ
横浜のプリンスツッチーのサポートは1999年からで、スタイリッシュなスケートがとても印象的です。彼もMetropiaでの動きをよく目にすると思いますが、Expressionで もサポートしています(笑)

○野上“ヴェニス”竜也
ハンドレールキラーで名が通っている通称ヴェニス。最近は日本全国のレールにとどまることなくNEW YORKやHONG KONGなど世界各国のレールをも破壊している。

○清水“カズー”一人
彼は南大阪出身で独特のどっしりとした安定感のあるスケートは西の隠れた横綱との評価も高い。現在はビデオ撮影中に足を捻挫し松葉杖をメイク中。

○奥村“オックン”竜一
ノーリー&スイッチスタンスをこよなく愛するテクニシャン。Expressionと世界を繋ぐコミュニケーター的存在で昨年9月からのヨーロッパスケート一周旅行でさらに経験値アップ。

○近藤“コンチ”広司
現在19歳の最年少ライダー。彼は17歳の時からメンバーに加わっておりそのスキルは 実証済み。チームのマスコット的存在でもあり非常に涙もろい一面も。

○近藤“ヒデキ”秀行
上のコンチと名前が似ているが中身は全くの別人。天然のノリを武器に常にハイテンションを保つ。チーム内ではムードメーカーとして活躍中(?)

○金本“エイタ”栄太
チーム内唯一のバーチカルライダー。ストリート一色のライダーにアールのテクを伝 授する曲面伝道師。

○山田“シンチャン”晋一
一番新しいチームライダーで"Future is Coming"との異名が高い隠れた超国宝級スケーター。彼のフルパートは次回の3rdビデオで目にすることができます。楽しみに!


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