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1:ASIAN X GAMESバーティカル/2:ASIAN X GAMESストリートコース
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16:Seiya&Gen Ogawa
17:SMPパーク/18:SMPパークの/19:SMPパーク/20:SMPパーク
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5月1日:天候は曇。ここは関西国際空港。これから始まるASIAN X GAMESに出場するために今から中国(上海)に旅立つ。今回のASIAN X GAMESに出場する日本人スケーターは、(バート)小川元、中尾淳一、そしてELEMENT JAPAN TEAMの佐野誠哉。そして(パーク)は、才哲治。この4人の日本人ライダーが、これから始まる4日間の大会に挑む。関西国際空港から飛び立ったのは、佐野誠哉。才哲治、小川元は、すでに現地入りしている。中尾淳一はフライトの関係上、Registrationギリギリの2日の夜に上海に到着。
5月2日:上海は晴れ。日本よりは少し暑く感じる気温だが、体を使う選手達にとっては良い気温だと言える。今回の出場選手は、バートが20名、パークスタイルが20名だ。各国の予選を勝ちぬいた各国の代表選手がそろう。数年前までは、アジアの選手中心の大会であったが、3年前ぐらいからは、オープン参加となりアジアの国以外にアメリカ、ブラジル、ヨーロッパ、オーストラリアとかなり有名な選手達が出場できるようになった。パークスタイルでは、クリス・セン。バートでは、アンディ・マクドナルド、ボブ・バーンクイスト、ルーン・グリフバーグ、ピエール・ルックギャノン、サンドロ・ディアスといった一流選手が出場。この日は、各選手のRegistrationと3時間の練習のみで、各選手はバート・セクションの確認を行っていた。
5月3日:この日も3時間の練習のみだった。しかし、前日と違ってバート・パークスタイルとも各選手のルーティンが、なんとなく見え始めていた。ほとんどの選手がそろっていた。バートの場合、Flip tourの撮影を終えたボブ・バーンクイストとルーン・グリフバーグが練習に加わり、少しずつだったが各選手の闘走心が見え始めていた。Flip tourの撮影で、ジェフ・ローリー、マーク・アップルヤードも来ていたのだがASIAN X GAMESには参加しなかった。
5月4日:1時半の練習後、バート・パークスタイルの予選が始まる。パークスタイルは、才哲治が安定した滑りを見せ予選を4位で通過した。
バートにおいては3人とも実力が発揮できず、目標の3人そろって予選を上がるという事はできなかった。しかし今までのASIAN X GAMESと違った顔ぶれだったので、今後に生かせる何かをつかめたと思う。今後、彼等3人の活躍に期待したい。
5月5日:決勝が始まる。パークスタイルでは、転倒もあったが、才哲治が健闘し6位で今大会を終了。パークスタイルは、1位(Mohd Firdaus† Bin Abdul Rahman )2位(Chiris Senn )3位(Dayne Brummet )エレメントのライダーであるクリス・センは、今までの経験とキャリアの差を他の選手に見せつけ、2位で今大会を終了した。
バートは、圧倒的な強さと安定感で1位(Andy Macdonald)2位(Sandro Dias )3位( Rune Glifberg)といったWCSの常連さんが独占で終了。
中国は、SKB・INLINE・BMXといったスポーツにかなり注目をしていて、来年も中国でのASIAN X GAMESが行われる可能性が高い。今後、日本人選手が出場し、バート・パークスタイルにおいて活躍することを期待する。今回そういった中で行われた大会に出場した4人の選手に拍手を送りたい。
文:佐野元彦
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